臭いの種類と原因をご紹介しています
  1. 体臭はどこからくるの?臭いの種類と原因

体臭はどこからくるの?臭いの種類と原因

体臭はどこからくるの?臭いの種類と原因

臭いのもとは皮脂・汗+雑菌

私たちの皮膚からは、皮膚を保護するための「皮脂」、そして体温を調節するための「汗」が、必要な時に必要な分だけ分泌されるようにできています。皮脂を分泌する「皮脂腺」は、肌表面の水分と油分のバランスが崩れ、肌のバリア機能が低下してしまったときなどに、これを補うために働きます。汗を分泌する「汗腺」は、熱に反応して汗を出し、皮膚から汗が蒸発することによって、上昇した体温を下げています。

皮脂や汗は、分泌されたばかりではほとんど臭いはありません。では、どうして皮脂や汗は時間が経つとイヤな臭いを放つようになるのでしょう。その原因は、私たちの皮膚に付着しているさまざまな種類の雑菌にあるのです。

皮膚の雑菌は、分泌された皮脂と水分がバランスよく混ざりあってできた「皮脂膜」というところに存在しています。そこで、皮脂や汗に含まれる脂質やタンパク質、アミノ酸などの成分を酸化させ、不快な臭いのするガスを発するようになります。このガスこそがいわゆる体臭成分となりますが、汗や皮脂の成分や細菌の組み合わせによって何百もの種類が存在するのです。

臭いの種類と原因

人が身体から発する嫌な臭い、つまり体臭には実にたくさんの種類があります。いくつかの原因が複雑に絡み合ってその人独特の臭いとなっている場合も多いと思いますが、こちらでは体臭の6大原因を1つずつ解明してみましょう。

1. 腋臭「玉ねぎのようなツンとくるニオイ」

腋臭(わきが)は年齢に関わらず発症し、他の体臭と同様、自分ではなかなか気づきにくいものです。玉ねぎのようなツンとした臭い、鉛筆の芯のような臭い、古びた洗濯ばさみの臭いなど、様々な形容のしかたをされる独特の臭いです。

この独特な臭いはどうやって生まれるのかというと、アポクリン腺と呼ばれる汗腺にあるたんぱく質、脂質、糖質、アンモニア、鉄分などの成分が常在菌と組み合わさることで発生します。アポクリン腺を活発にする高カロリー・高脂質の食べ物を多く摂ることでより強い臭いを発することになります。日本人のうち10人に1人と言われる腋臭体質とはアポクリン腺の数が多い人のことで、汗の量を抑える、汗の質を変える、アポクリン腺の数を手術によって減らす、といった対策によって解消することができます。

2. ミドル脂臭「強烈な油っぽいニオイ」

ミドル脂臭とは、男女問わず30代になると発症しやすくなると言われる独特の体臭のことです。若い頃の汗の臭いとは明らかに異なり、脂っぽい臭いとか廃油のニオイとか言われますね。30代半ばから50代半ば頃までが強く出やすい年齢と言われています。

加齢臭よりも強烈な臭いと言われるミドル脂臭はどこから来るのかというと、皮脂腺から分泌される皮脂を常在細菌が分解して作られる中性脂肪酸と、エクリン汗腺から分泌された汗の成分である乳酸を常在細菌が分解・代謝してできるジアセチルが混ざることで生まれます。この物質は発生すると皮脂に蓄積されていくため、それによって脂っぽい臭いがより強調されるのではないでしょうか。発生する部位は後頭部から首の後ろで、シャンプー時に襟足をしっかり洗うこと、渇かす時に地肌もしっかり渇かすこと、そしてジアセチルの発生を抑える成分が配合されたシャンプーを使うことなどで改善されます。

3. 加齢臭「古本みたいなニオイ」

ここ10数年ですっかり有名になった加齢臭は、2000年に大手化粧品メーカーの研究所が中高年特有の臭いの原因を突き止めることに成功、それと同時に命名したのがきっかけでした。この年代の男性や女性が加齢臭を発しながら他者と接することを、スメハラ(スメルハラスメント=臭いの暴力)と称して非難する社会現象まで起こっていますね。加齢臭は青臭さと脂臭さの両方が混在し、チーズのような臭いとも古本のような臭いとも言われます。

加齢臭とは、皮脂腺で分泌される脂肪酸が、コレステロールや中性脂肪などが活性酸素によって酸化することで作られる過酸化脂質と結びつくことで発生するノネナールという物質が原因で起こります。臭いが発生しやすいのは頭部や腋、陰部など皮脂腺が多い場所です。対策としては、ノネナールを発生させないために活性酸素の働きを抑える抗酸化作用を持った成分を摂ることが有用であるとされています。

4. ケトン臭「腐ったような酸っぱいニオイ」

ケトン臭、またの名をダイエット臭とも言われますが、これは糖質制限を行っている人が発する独特の臭いのことです。ヨーグルトのような臭い、強烈な甘酸っぱい臭い、果物が腐ったときの臭いなどと言われます。

糖質制限を行うと、肝臓が体脂肪を分解してケトン体と呼ばれる物質を作り出します。ケトン体はエネルギー物質なのですが、うまく燃焼されてエネルギーにならないと、作り出されたケトン体はどんどん体内に蓄積していきます。このケトン体に含まれるアセトンと呼ばれる成分がケトン臭の原因で、体内にケトン体が多く溜まることによって口臭や体臭となって表れます。ケトン臭がするということはエネルギー代謝の仕組みがうまくいっていない証拠なので、対策としてはダイエットの方法を変えてみることが挙げられています。

5. ストレス臭「ツンとくるアンモニア臭」

強いストレスや疲労を感じると、肝臓や腎臓などの機能が低下し、体内でアンモニアが分解しきれず、汗と混じって出てきてしまうことがあります。ゆっくり入浴するなどしてストレスを解消し、身体を休ませてあげることも大切ですが、暴飲暴食や過度なアルコール摂取などを避け、適度な有酸素運動を取り入れることで解消できる場合もあります。

ストレス要因を取り除き、肝臓や腎臓に負担のない生活習慣を心がけることで解消できるのであればそれに越したことはありませんが、仕事や環境によってどうしてもストレスにさらせれてしまうなど根本的な解決が難しい場合もあります。そういうときには、臭いの原因物質に直接働きかけるサプリメントなどのアイテムを取り入れてみるのも良いでしょう。

6. 便秘臭「おならのようなイヤなニオイ」

腸内環境が悪化し、便秘になると、腸にたまった便が腐敗し、発酵ガスや有害物質が発生してしまいます。すると、それらが体中を巡り、汗や皮脂とともに全身から放出されるため、口臭や体臭がまるで便のようなニオイになってしまうことがあります。

便秘臭を予防するためには、やはり便秘そのものの改善を図ることが最重要です。充分な水分の摂取、食物繊維や善玉菌の摂取を心がけ、腹部を冷やし過ぎないよう注意が必要です。軽い運動習慣を取り入れてみるのも効果的と言えます。

体臭サプリで臭わない身体に!
身体の内側から臭いをシャットアウト 【最後の門番】

おすすめの体臭サプリ 最後の門番 年齢とともに増えてしまう、体臭の原因物質ノネナールに直接アタック!臭いを根本から対策できるサプリです。生コーヒー豆ポリフェノールとゴボウ酵素の口臭や便臭の消臭効果に加え、高分子の水溶性食物繊維で腸内環境を整えます。臭いのもとを断ち切るとともに発生した悪臭成分もブロックし、健康面でも良い効果が期待できる強力な味方です。

ページのトップへ