体臭予防に効果がある食べ物をご紹介しています
  1. 体臭予防に効果がある食べ物は?栄養不足と体臭の密接な関係

体臭予防に効果がある食べ物は?栄養不足と体臭の密接な関係

体臭予防に効果がある食べ物は?栄養不足と体臭の密接な関係

動物性たんぱく質や質の悪い油は控えめに

肉を好んで毎日のように食べる人の体臭がキツいことや、ニンニクを大量に食べると汗からニンニクの臭いがすることなどから、食べたものが口臭だけでなく体臭にも影響することはみなさんご存じだと思います。臭い成分の原料となる食材には、分解されるとアンモニア、インドール、硫化水素などになる「動物性のたんぱく質」が挙げられます。つまり、体臭予防の第一歩は「肉食をできるだけ控えること」と言えそうですね。

そして、肉と並んで体臭の原因を作る食材と言えば、脂質です。脂質の過剰摂取は皮脂の分泌が増やし、腋臭や加齢臭を増殖させてしまうため、脂質を含む油を使った料理をよく食べる人は体臭が強くなりやすいと言えます。

しかし同時に、脂質は脂溶性ビタミンを運んだり、脳機能の正常化を促したり、皮膚の乾燥を防いだり、皮脂膜を形成したりなど、生命活動に大きく関わる役割をたくさん果たしてくれているため、まったく摂らないというわけにはいきません。一般的に成人は1日に脂質を50g程度は摂らなければならないとも言われていますね。

そこで摂るべきは、質の良い油です。酸化しにくいものを選ぶと安心して摂取することができます。具体的に酸化しにくい油とは、オレイン酸やαーリノレン酸を多く含む油です。これらは、オリーブオイルやキャノーラ油、亜麻仁油、えごま油などに含まれます。それぞれ味が異なるので料理によって使い分けたいところですが、今はこれらを含むサプリも出ているので、バランスによって使い分けながら摂取するといいと思います。

動物性たんぱく質や質の悪い油は控えめに

体臭予防に必要な食材は3種類

では、逆に体臭を抑える食べ物とは何でしょうか。体臭予防に効果的な食材は大きく分けて3種類あります。ひとつは身体の中から臭う体臭にアプローチする「アルカリ性食品」、もうひとつは身体の表面から臭う体臭にアプローチする「抗酸化食品」、そして腸の中から臭う体臭にアプローチする「腸内環境を整える食品」です。

1. アルカリ性食品

私たちの身体の中に流れる体液はほとんどの場合中性に保たれていますが、食事によって酸性やアルカリ性に傾くことがあり、酸性優位に傾くと、ケトン臭やミドル脂臭の元になるケトン体や乳酸など酸性の臭い成分が生じ、体臭の原因となってしまいます。そこで、体液を弱アルカリ性傾向に保つ作用を持つ「アルカリ性食品」が、身体の中から臭う体臭にアプローチすることができるというわけなんですね。

アルカリ性食品として優秀な「梅干し」

梅干しは酸っぱいので酸性と勘違いされやすいのですが、代表的なアルカリ性食品です。たとえば酸性の強い牛肉を100g摂ったとき、アルカリ性食品で中和させるなら、キュウリの場合は900gも必要になってきます。ところが梅干しであれば、たった5gの量でこれを中和することができるのです。それだけでなく、梅干しの殺菌作用は口臭を予防し、また梅干しに含まれているクエン酸は汗の臭いも抑えてくれます。まさに「体臭予防は一日一粒の梅干から」といえそうです。

2. 抗酸化食品

皮膚表面の汗や皮脂が酸化することで体臭成分が発生するケースもありますが、汗や皮脂の酸化は過剰に生成された「活性酸素」が原因となっています。活性酸素には、細菌が体内に侵入するのを防ぐなどプラスの働きもありますが、細胞を錆びさせて老化を進める要因にもなり、臭い成分も作ります。

この活性酸素の活動を抑制する働きを「抗酸化作用」と言います。皮膚表面の汗や皮脂が酸化することで発生する体臭を予防するには、毎日の食事で抗酸化作用のある食品を取る必要があります。また、皮脂が酸化しているということは、体内の細胞や血液中の脂質も酸化している証拠でもあるため、抗酸化食品の摂取は生活習慣病の予防や身体の老化防止にも効果的と言えそうですね。

お酢の持つ驚異の抗酸化パワー

お酢には様々な健康効果がありますが、その中には体臭予防もありました。お酢、つまりクエン酸を摂取するとエネルギー代謝がスムーズになるため、疲労物質である乳酸の生成が抑えられて体臭が軽減されるのです。また、クエン酸には過酸化脂質を抑える働きもあるので加齢臭のもとであるノネナールをブロックすることもできますね。

さらにクエン酸には雑菌を抑える作用もあります。お酢を入れたお風呂に入ることによって、皮膚表面で雑菌が繁殖するのを防ぐ、汗腺から吸収されたクエン酸がアンモニアや乳酸の生成を抑える、といった効果も期待できます。

3. 腸内環境を整える食品

私たちの腸の中にはたくさんの「細菌」が住んでいて、その数は種類で言えば100種類以上、個体数で言えば100兆個以上、重さで言えば1kg以上にもなります。このうち腸内で善い働きをする「善玉菌」と呼ばれる細菌は、食べ物の消化吸収を助け、排便を促し、腐敗を予防してくれますが、悪い働きをする「悪玉菌」は、腸内のたんぱく質を腐敗発酵させ、アンモニアやインドール、硫化水素などの有害な臭い物質を生成します。

食生活の乱れなどから善玉菌が減少し、悪玉菌が増加すると、臭い物質が便臭を強くするだけでなく、体中を巡り、汗や皮脂とともに全身から放出されるため、口臭や体臭がまるで便のような臭いになってしまうことがあります。

そこで、腸内環境を整え、善玉菌を増やし、その動きを活発にしてくれる食品が、腸の中から臭う体臭にアプローチすることができるというわけなんですね。

不溶性食物繊維と水溶性食物繊維

繊維の多い野菜、玄米などの穀類、豆類、キノコ類、こんにゃくなどに多く含まれている「不溶性食物繊維」は、便をやわらかくして量を増し、腸壁を刺激することで排便を促し、腸内の滞留時間を短縮するため、臭い物質の腐敗や、体臭として放出されてしまうのを防いでくれます。

また、野菜や果物の他に、納豆、海藻類などに多く含まれている「水溶性食物繊維」は、善玉菌の住みかとなるだけでなく、臭い物質を吸着して包み込み、便として排出してくれる役割も担っています。

腸内環境を整え、体臭を予防するためには、この不溶性食物繊維と水溶性食物繊維をバランスよく摂取することが重要だとされています。

栄養不足と体臭の密接な関係

肉、油など、過剰摂取することで体臭を悪化させるものもあれば、お酢のようにしっかり摂ることで体臭予防につながるものもあります。逆に、足りないことで体臭を悪化させてしまう栄養素もあるのです。

例えば、「体臭はどこからくるの?臭いの種類と原因」で糖質制限ダイエットによって発生するケトン臭について紹介しましたが、これはご飯やパスタ、パンなどの炭水化物を抜くことによって糖質が著しく不足した状態ですね。単に食事の量を減らすダイエットでも炭水化物やたんぱく質が急激に不足することで余分な脂肪酸が血液に溶け出し、脂臭い臭いを発することがあります。

また、鉄分などのミネラルが不足すると貧血になりますが、これは身体の隅々まで酸素が十分に供給されなくなった状態です。こうなるとなんとかエネルギーを供給しようと身体が働くことで多くの乳酸が産生され、アンモニアが分泌されて体臭を発生させます。そのほか、ビタミンB6や亜鉛が不足すると代謝が滞って脂肪を燃焼できなくなるため、過度のダイエットを行っているときと同じように脂肪酸が大量発生して体臭を生み出します。

毎日バランス良く栄養を摂ることは、体内の機能が正常に働くためにとても重要であるということがよくわかりますね。幅広い栄養素を摂って健康であれば、体臭を恐れることはないと言えるでしょう。

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